文学フリマ金沢・事務局通信

文学フリマ金沢事務局からのお知らせブログです。

第四回文学フリマ金沢当日企画について

桜のつぼみも膨らみだしてきていますが、まだ開花宣言は出ていない金沢です。例年ですと4月に入ってからになりますが、今年は少し開花が早いかも知れません。

そんな文フリ金沢事務局より。5月27日 ITビジネスプラザ武蔵めいてつ・エムザ内)で開催の当日企画をご案内いたします。すでにチラシに印刷済みであり、文フリ前橋や一部金沢市内施設にて配布開始しておりますのでご存知のかたもおられるかも知れませんが、改めて。

……出店者の配置についてはもう少しお待ち下さい。多分金沢より先に開催の文フリ東京(5月6日東京流通センター)と同時か、それより後になると思います。

当日企画について

企画は4つあります。

企画1)見本誌コーナー

ブース前とは別に見本誌だけを集めたコーナーを作り、そこで立ち読みできるようになっています。ブース前での立ち読みが恥ずかしい方、じっくり中身を確認してからブースに行きたい方など、ご利用下さい。

前回まではブースが6階、見本誌コーナーが5階と離れていましたが、今年は見本誌コーナーも6階になります。見本誌コーナーが使いやすくなりました。

企画2)ピストン藤井のトークセッション

富山固有の珍妙な人やスポットを発掘し発表している富山市在住のライターであるピストン藤井さんをお招きして、富山人から見た金沢と、富山を筆頭とする北陸の魅力を大いに語っていただきます(予定)。

13:00~14:00(開場12:30頃) 5階研修室1にて、入場無料です。

企画3)朗読・リーディングセッション in 文フリ金沢

例年歌会を行っておりましたが、今年は短歌に限らず「朗読」企画を行います。こちらは事前に朗読・リーディング参加者(グループ参加可)を公募します。
レギュレーションは以下のとおりです。

  • 一組(一人参加も1組とします)5分以内
  • 小説や詩、短歌など文学ならば朗読作品は自由とする
  • 朗読作品は自作もしくは「著作権を持っている人に自分で許可をとっている」他人の作品、著作切れの作品に限る
  • 作品の内容については公序良俗に違反しない限り問わない
  • 己の体を使ったパフォーマンス込みのリーディングは許可する
  • ただし、マイクを含め、音響機器、楽器の使用は一切禁止とする(持込も不可)
  • また公序良俗に違反するパフォーマンス(例:全裸になる、ヘイトスピーチなど)は禁止とし、行われた場合は即朗読中止とする
  • 応募者多数の場合は抽選、逆に枠が空いた場合は当日飛び込み参加可能(告知します)
  • 朗読順は指定不可(企画担当者に一任とする)
  • 申込時に朗読する作品を申告する(朗読順を決めるのに使います)
  • 批評や採点などは(企画内では)行わない
    (終了後に個人的に本人に感想を述べることはご自身の判断で)

……やたら細かいですが、基本的に「音で!声で!己の文学を!」です。時間以内ならば落語や朗読劇なども文学でしょう。

14:30~15:30(開場14:10ごろ) 5階研修室1にて、参加料も観覧も無料です。

※参加者募集は4月中旬頃、文学フリマ金沢・事務局通信(このブログ)および文フリメーリングリストにて告知いたします。

企画4)おつかれさま会

文学を愛する書き手も読み手もみんな集まって軽食をつまみつつ、本日の余韻を楽しみつつ、交流を深めましょうといういわゆる「懇親会」。

こちらは当日チケットを販売いたします。昨年と同じく1,000円です。これのみ有料企画なので要注意。アルコールもでますが、未成年および車での来場者はアルコール禁止です。もちろん、アルコールが飲めない人に強制的に飲ませてはいけません。

17:00ごろ~19:30(予定) 6階展示室で行います。

すべての企画について

上記企画について、参加は自由です。強制ではありません。出店者で見たい聞きたいという方は、(即売会終了後企画のおつかれさま会を除き)売り子を立てるかその時間ブースを閉じて貴重品(釣り銭など)を自分で管理して下さい。

……ぼっちで売り子がいない? 今からお友達を探そう。むしろお友達を誘って文フリ金沢に行こう!

 

というわけで、今色々と準備を進めております。

皆さん、誘い合っておこしくださると、みんな幸せになれますのでよろしくお願いします。

文フリ金沢見本誌閲覧会3inまるびぃ開催報告+第四回文フリ金沢進捗状況

遅れに遅れておりました見本誌閲覧会3の開催報告。

……の前に。

先に5月27日ITビジネスプラザ武蔵開催「第四回文学フリマ金沢」の進捗状況をお知らせさせてください。

第四回文フリ金沢進捗状況

出店者入金期限も終了し、現在ブースの配置作業を行っております。それと同時に当日企画の詳細や部屋の割り振りなどの調整に入っております。

金沢恒例の別室企画については大枠で確定しておりますが、発表については今しばらくお待ち下さい。多分、文フリ前橋のあたりで企画内容については発表できるか、な……と思います。

とそんなわけで、Twitterなどの動きが少し鈍くなっておりますが、文フリ金沢当日に向けての作業優先で動いておりますので、その点ご理解くださいませ。

見本誌閲覧会3inまるびぃ開催報告

今頃になって申し訳ありません。2月2日(金)に金沢21世紀美術館・メディアラボで開催いたしました見本誌閲覧会のご報告をさせていただきます。

見本誌閲覧会は前回2回ともお天気に恵まれなかった上、2月という一番厳しい季節での開催だったのですが、今回この時期の金沢にしては珍しく晴天に恵まれまして、多くの方にお越しいただけました。誠にありがとうございます!

今回ご縁がありまして、まるびぃこと金沢21世紀美術館の地下1階にある「メディアラボ」という部屋で開催させていただきました。21世紀美術館は無料ゾーンにも展示物がある関係で、他の展示を見に来たついでに立ち寄った方も多かったように思います。
※「○○って展示はどこ?」「ここは有料の部屋?」などの質問だけの方も多かったですが。

椅子をたくさん用意しておいたのですが、皆さんどうも立ち読みするのに慣れてしまっているようでして、この閲覧会に関してはじっくり読んでいただくことも可能なきかくですので、座って読んでいただいて構いませんので、はい。

今回「文フリに参加するので他の人がどんな作風か、どんなふうに値段をつけているのか知りたい」という方が来られまして、いろいろお話させていただきました。文学フリマは「作者が<文学>と思う作品」を展示・即売するイベントですので、作風については十人十色ですし、値段付けも作者が売りたい価格をつけるイベントです。いわゆる漫画系同人誌においては「ベージ数×10の数字に云々」とか「買いやすいように500円等切りの良い数字で」などというお話もありますが(3号もその手のイベントに参加している人間なので、こういう価格関係で高すぎ安すぎなどの話題が出ることも存じております)、文学フリマにおいてはたとえ同じサイズ・同じページ数であっても作者が違えば価格も違って当たり前の世界です。というわけで、その方が参考になったのか、相談に応じていたスタッフが少し心配しておりました。

見本誌閲覧会では毎回アンケートを取らせていただいております。前回までのアンケートでは閲覧会の会場には「公共交通が不便であっても駐車場が無料の場所」が圧倒的に優位だったのですが、今回は「公共交通が便利な場所」希望者が大半を占めており、これはまるびぃ開催(まるびぃとは21世紀美術館の愛称です)だったからなのかと少し考えております(21世紀美術館の場合、駐車場は30分以内は無料なのです)。

また、今回あえて平日開催、また日中から夕方、夜にかけて開催してみたのですが、夜になると参加者も減っていく代わりに滞在時間長めな方が増えるというデータも取れました。

第三回文学フリマの見本誌閲覧会はこれを持って終了し、次回の見本誌閲覧会開催時の見本誌は第四回文学フリマ金沢のものに変わります。第三回の見本誌のうち新刊につきましては、日本大学藝術学部に寄贈となります(こちらは近々発送予定です)。

見本誌閲覧会で本を見てその作者や本に興味を持ったという意見もたくさん聞かれましたし、何よりスタッフが当日どんな作品があったのかじっくり読むことができたという点において、見本誌閲覧会は今後も継続して開催していきたいと思います。また、金沢21世紀美術館様とも、今後良い関係を築き、またこちらの会場を使わせていただければと考えております。

というあたりで、開催報告とさせていただきます。
遅くなって本当に申し訳ありませんでした。

現在出店者入金期間中です

申込受付最終日より体調不良で、その後同居人がインフルエンザ→本人が副鼻腔炎で発熱(検査結果としてはインフルエンザではなかった)という状態でして、今頃の事務局通信で申し訳ありません。

 

出店者申込は2月13日をもって終了しました。たくさんのお申込ありがとうございます。

通常出店につきましては、全出店者のブースを確保いたしました。

問題は委託出店でして。100点以上のお申込みがあり、マンパワー的に限界を超えた冊数ということで、1)作品アイテム名や売上金振込先などの不備のある出店者は落選処理(こちらの処理ミスで一部落選出店者に当選通知を送ってしまいました。該当の出店者にお詫び申し上げます。すみませんでした)、2)委託アイテム3位のものを落選とする(1出店者につき最大2種まで)という対応をさせていただきました。できる限りいろいろな人の作品を見てもらいたいスタッフ側の考えと、スタッフが対応できる限界の数を見ての今回の対応となります。ご了承ください。

そして。

ブースは確保してありますが、期日までに入金されない場合、入金不備で落選処理となるのも、文学フリマの特徴でもあります。特に、通常出店で無抽選ブース確保の皆さんの中にも、まだブース代入金されていない方がおられます。

通常出店/委託出店の入金締切はメールもしくは文学フリマWebカタログのマイページに記載してあります。期日を守って皆さんの作品に出会えることを、スタッフは切に願っております。

このあと金沢スタッフはブースの配置や当日カタログ作成などに追われることになります。出展者の皆さんのブースにつきましては、入金締切後に改めてお知らせいたします。今しばらくお待ち下さい。

 

先日かかりつけ医に教えていただきましたが、インフルエンザや風邪といった病気は、季節に関係なく羅患するそうです。特に北陸は夏が(太平洋側と比較して)湿度が低いため、夏のインフルエンザ患者も少なからずおられるとか。

風邪やインフルエンザ以外にも、病気の状態でのイベント参加は自分自身が楽しめなくなるだけでなく、病気の種類によっては周囲の人に迷惑をかけてしまう結果につながってしまいます。

花粉症やアレルギーなど、気をつけにくい病気もありますが、どんな形でも当イベントに参加予定の皆様、今から健康に気をつけて、当日元気な皆さんの様々な作品に出会えることを、スタッフ一同楽しみにしています。

 

……次回の記事は見本誌閲覧会inまるびぃの予定です。諸事情によりレポートが遅れてます。申し訳ありません……。

後1週間で出店者募集締切です!

かつてない大雪のため、生活が麻痺しつつある金沢事務局でございます。金沢=雪国のイメージがある方も多いと思われますが、金沢は北陸の中でも比較的雪の少ない地域でございまして(除:山側)、せいぜい積もっても20~30センチ程度な日が2~5回あるというのが例年なのです。50センチとか100センチとかという雪(しかもパウダースノー)が降り続くというのは十数年に1度のレベルなのです。

(この点、富山や福井のほうが例年の積雪量は多いのですが、その富山や福井でも災害レベルな桁違いの大雪となっているため、今年の北陸は異常気象と言ってもいいすぎではありません)

そんな中、ほぼ定刻通りに走る北陸新幹線は、私達の希望でもあります。っていうか、なかったら孤立してました。真面目な話。

というわけで、駐車場をほってもほっても2時間程度で車が埋まってしまう金沢事務局より、第四回文学フリマ金沢の出店者募集についてお知らせいたします。

締切は2月13日です!

通常出店(会場で自ら販売する出店方法)・委託出店(金沢事務局で販売代行を行う出店方法)ともに、出店者募集締切は2月13日(火)23:59となっております。

すでに通常出店の無抽選枠は終了しております。が、まだまだ受付可能ですので、迷っている方はお早めにお申し込みください。なお、文学フリマの場合、入金は当選が確定してからになりますので、現時点で入金の必要はありません。

委託参加の皆様へ

現段階で当初募集予定の60作品を大幅に超えております。

スタッフでどこまで受け入れ枠の拡張が可能か話し合っております。できるだけたくさんの作品を見てもらいたいというのが金沢スタッフの本音ですが、それでも抽選が発生する可能性は否めないことをお伝えしておきます(委託参加の締切も2月13日と変更ありません。締切後の最終的な数字を見た上で抽選可否のお知らせさせていただきます)。

また、締切の段階で「委託アイテム未登録(名称や価格の変更は4/2まで可能です)」「売上金振込口座未登録」の出店者につきましては、今回問答無用で不備落選となります。念のため、再度ご確認することをおすすめします。
ちなみに、委託アイテム登録時に「順位」という項目があったはずです。この順位が若い(1・2・3ですと1)作品ほど当選順位が優先されますので、その点も改めてご確認くだされば幸いです。

※もちろん、4/2までならば作品名の変更が自由にできますので、優先順位1の作品が完売しそうなので優先順位3の作品を委託したい場合は4/2までに書き換えていただければ問題ありません。

なお、当日会場に行くことはできるが買い物や企画をしたいので委託申込をされている方がもしいらっしゃいましたら、できましたら通常出店への変更をお願いします

金沢のホテル事情

現在、金沢駅周辺にホテルの建設ラッシュが進んでおります。また、「ドミトリー」「ゲストハウス」という名称を用いたカプセルホテルも増えております(本当に開放2段ベット式のゲストハウスもありますが…)。

車などで文フリ金沢へお越しになる予定の皆様で宿泊予定の方は、郊外に安くて駐車場無料のホテルもいくつかあります。また、いわゆる健康ランド(24時間営業の仮眠施設付きの温浴施設)もあります。

もちろん、近いからバスで行きます!車で来ます!という方も多いかと思います。

こんなこと教えてほしい、こういう情報が知りたい!などありましたら、Twitterもしくはメールフォームよりお気軽にお問い合わせください。

 

では、残り一週間ですが、駆け込みのお申込みお待ちしております。

以上、金沢駅の金箔銀箔ソフトクリームがいつの間にか50円値上げされていて「950円ってどこのランチよ」と毒づいている3号よりお知らせでした。

P.S.:見本誌閲覧会3inまるびぃ開催レポートが上がっておりませんが、申込期間終了後にアップいたしますので、しばしおまちください。申し訳ありません。

第三回文フリ金沢見本誌閲覧会inまるびぃのお知らせ

何時になく大雪の金沢市内でございます。白銀の世界が広がる…といえば美しいのですが、金沢の場合、雪が降るまえに落雷が発生すること、雪というより霰(あられ)率が高い、湿っぽい雪が多いのでいろいろな意味で除雪に苦労しております。

とはいえ、白銀の中に佇む東山や兼六園、長町武家屋敷跡などは非常に絵になりますし、そういった風景から新たな創作が生み出されることもあるでしょうので、時間がありましたら是非金沢に足をお運びくださいませ。

さて。お知らせが直近となり申し訳ありません。

以前予告しておりましたとおり、見本誌閲覧会を開催いたします。
今回、見本誌閲覧会の会場が変わります。そして、日時など、特殊な形で開催いたします。

第三回文学フリマ金沢見本誌閲覧会3inまるびぃ

※2017年度メディアラボ共催企画 

金曜日の午後から夕方~夜にかけて、見本誌を読む、楽しむ企画です。購入などはできません。予めご了承ください。ちなみに、メディアラボという部屋ですが、美術館地下駐車場をご利用の方は入ってすぐ左手の部屋、1階入口から入場の方は館内ガラス張りのエレベータかその周囲を囲む階段で降りていただき右手の部屋になります。

お仕事帰りにふらっと立ち寄るのもよし、21世紀美術館を鑑賞のついでに立ち寄るのもよしのイベントです。文フリ金沢スタッフも常駐しておりますので、次回文学フリマ金沢についての質問や作品の作り方、どんな作品が並ぶのか興味がある方、スタッフ希望者など皆さんお誘い合わせの上お越しくださればと思います。

なお、通常の金沢21世紀美術館の営業時間は10時から18時までですが、金曜日と土曜日は20時までとなっております。夜の帳が下りたあとの21世紀美術館は、いつもと違った表情を見せてくれます。この美しい美術館鑑賞のついでに、芸術の1つである【文学の世界】に足を運んでいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

文フリ金沢事務局・年末年始休業のお知らせ

東京の方は雪が降っているとの情報が届いておりますが、この記事を書いている時点では青空が広がっている金沢事務局でございます。
(といっても、金沢の天気は数時間単位で変わりますし、屋根にはうっすら雪化粧が施されておりますうえ、ブログをしたためている間に霰が降ってくるというありさまでして、金沢も同じく冬景色なのには変わりありませんが)

そんな金沢事務局からの年末年始休業のお知らせです。

現在第四回文フリ金沢出店者受付期間中ですが、下記業務については12/28~1/7(予定)までお休みさせていただきます。

  • お問い合わせフォーム及びメールでの問い合わせの「返信・回答」
  • 出店者入金確認のうちPayPal入金「以外」の入金確認

それ以外の出店者申込受付や問い合わせフォーム、Twitterについては年末年始も稼働しております(が、ツイッターだけは反応が遅くなるかもしれません……予めご了承ください)。

 

年明けには、見本誌閲覧会の日程などの告知を予定しております。また、春になれば文学フリマ金沢本番が待っております(Twitterで文フリ金沢新刊の入稿が終わったというつぶやきを発見し、スタッフ作品集に何も手を付けていない3号は真っ青になっております…)。みなさん、風邪など引かれませんよう楽しい年末年始をお過ごしください。

 

では、金沢の地より、全国の文学を愛する皆様へ。良いお年を。

文学フリマの成り立ちから見る「文学フリマにおける【文学】」について

窓を開けたら、そこは一面の銀世界だった--。そんな季節に突入しました金沢事務局でございます。この時期にしては珍しく大雪の金沢でして、私3号もこの後雪かきをしなくてはいけません。きっと明日は筋肉痛で苦しむ事が予想されますが、同じ境遇の皆様、どうぞご自愛ください。

ところで、数日前にTwitterでこのような発言をしたことをご存知でしょうか?

 

この意図について、知らない方も大勢いるでしょう。というわけで、文学フリマの成り立ちを説明するとともに、「文壇における文学」と「文学フリマにおける文学」の違いを説明したいと思います。

(今回長いので、折りたたませていただきます)

 

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